2025.08.01
ライフスタイル

タイの屋台ごはん、毎日食べても飽きない!?実は健康的なその理由

タイの屋台ごはん、毎日食べても飽きない!?実は健康的なその理由

地元に根付いた「屋台文化」とは?

タイの街角を歩けば、必ずと言っていいほど目にするのが屋台。朝の出勤時、昼のランチタイム、そして夕暮れ時には、会社帰りの人々や観光客でにぎわいます。

一見すると「衛生面が不安…」と思われがちな屋台ですが、実は現地の人たちにとっては日常に欠かせない食文化。使い捨ての容器を使ったり、目の前で調理したりと、清潔感にも十分配慮されています。

何よりも、その場で香ばしい音と香りを楽しみながら、出来立てを味わえるのが屋台の最大の魅力。まさに“動くキッチン”です。

なぜ飽きない?屋台メニューの多様さ

タイの屋台メニューは実に多彩です。日替わりどころか、1日の中で食べても飽きないほどのバリエーションがあります。

  • 朝は「ジョーク(おかゆ)」や「カイガタ(目玉焼きのせ軽食)」でスタート。
  • 昼は「ガパオライス」「カオマンガイ」「クイッティアオ(麺料理)」などが定番。
  • 夕方から夜にかけては「ムーピン(豚串)」や「ソムタム(青パパイヤサラダ)」、「トムヤムクン」など、お酒と一緒に楽しめるメニューも登場。

また、地域によって味付けや具材も異なるため、同じ「ガパオライス」でもお店ごとに個性があり、食べ歩きの楽しさが広がります。

実は健康的!?屋台ごはんの栄養バランス

「屋台ごはん=ジャンクフード」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、それは大きな誤解です。

タイの屋台ごはんは、実はとてもバランスが取れています。野菜・たんぱく質・炭水化物が1皿で摂れるメニューが多く、素材もシンプル。調理法も蒸す・茹でる・焼くが主で、油っぽすぎないのが特徴です。

例えば:

  • 「カオマンガイ」は、鶏肉とご飯、きゅうり、薬味ソースが一皿で楽しめる。
  • 「ソムタム」は、低カロリーながら食物繊維・ビタミンが豊富。
  • 「ジョーク」は、お腹に優しく、消化の良い栄養食。

地元の人々が毎日食べても健康を維持できていることが、何よりの証拠です。

観光だけじゃない、ローカル生活の味

屋台は観光の“演出”ではなく、実際に現地の人々が毎日利用する「リアルな食卓」。スーパーやレストランでは味わえない、地元の空気や会話、笑顔が詰まっています。

屋台のおばちゃんとのちょっとした会話、常連客のふるまい、食べ終えた後のサクッとした片付けまで、すべてが“日常”の一部。

タイでの暮らしを通じて、屋台文化が「安い・早い・うまい」だけでなく、人と人とをつなぐ大切なコミュニケーションの場であることを実感します。

まとめ:屋台=ローカルの魅力そのもの

タイに住んで20年。屋台ごはんは私にとって“飽きるどころか、暮らしに欠かせない存在”です。食材や味の豊かさだけでなく、そこに流れる人の温もりが、何よりの魅力。

旅行者の方も、移住を考える方も、まずは一度「屋台での朝ごはん」から始めてみてはいかがでしょうか?